絶好の取材日和
報道番組の特集が実現することになり、昨日は終日、商品の生産センターで取材に立ち会いました。 朝8時に始まった取材は、生産センターの外観や最近導入したドローンの撮影後、レポーターが入り生産センター内取材とお料理体験撮影、社長のインタビュー、お昼の小休憩を挟んで、施設内のカット撮影に3時間程かけた後、お料理の物撮りにさらに2時間…という流れでした。 富士山と南アルプス、八ヶ岳を臨む絶景に抱かれたこの生産センターは、商品である野菜を単一で生産する工場としては、国内でも有数規模の施設です。私自身、まだ拝見していなかったこともあり、今回はとてもよい機会に恵まれました。施設内を視察できたことはもちろん、社長のお話を直に伺えたこと、さらに、現場の皆様とも接することができたことで、クライアントへの理解や共感が深まりました。 朝9時に皆様が集まる朝礼の場で、大事な主義やルールを一丸となって確認し合っている様子には、心引き締まるものがあります。その後、施設内でセンター長からお話を伺ったり、化粧室で出会った女性と言葉を交わしたり、という度に、皆様が、会社と商品を誇りに思い、大事にするため努力されていることが伝わってきました。 この企業の現在の成長は、ちょうど20年前に直面した、深刻な危機が大きなきっかけだったそうです。社長は取材前後の談話で20年前のことを仔細に語り、皆が驚くほど…。社長の脳裏には、そのときの体験が今を作っていること、今の努力が未来を作るのだという意識が常に根ざしていらっしゃるのだろうと感じました。インタビューでの言葉が、清々しい絶景と共に私の中にも強く残っています。 それにしても、長時間の取材でした。 記者発表会やイベント現場等の進行に合わせた取材と違い、この特集のために組まれた取材ですから、時間をかけるのは当然とはいえ、相当な綿密さです。この日に至るまでの準備も周到で、ディレクターの方の熱心さとバイタリティには本当に敬服しました。店舗取材などを経て、来週、オンエアの予定。とてもワクワクします。(穂)