米朝会談で利を得たシンガポール
劇的な会談から10日余りが過ぎ、その成果、今後など引き続き注目を集めているアメリカと北朝鮮です。 当社が所属するグローバルネットワーク、MTIのパートナー、シンガポールの代表がその米朝会談についてブログにアップしていました。 今もトランプ、金正恩がどちらが利を得たのか、勝者はどちらだなど世界中で賛否両論が起きています。 しかしシンガポールに住む彼の意見としては、今回の会談により利を得たのはシンガポールだろうと主張します。 シンガポールが北朝鮮の滞在費負担から、セキュリティのコストなど短期間に費やした人、時間、資金は膨大なものとなりました。 しかし、世界各国から、多くの報道陣が詰めかけ、舞台となるシンガポールという国、国民や街並み、滞在するホテルの地域などなど詳細に報道されてきたPR効果は、他のグローバルイベントに比べてはるかに効果が高かったと評価しています。 オリンピックにしろ、今熱い視線が送られているサッカーワールドカップにしろ、参加している個々の国々や成績の違いはあり、影響力も国の状況によってバラつきがあるかもしれません。またその実施運営にあたり諸施設の建設、今後の維持運営費用や多くの人件費、宣伝費に比べれば安いものでしょう。 費用対効果という点では、シンガポールがまさに利を得た、ということになります。 私たちもつい日本という立場から見てしまいがちな国際問題ですが、立場や視点を変えることで見えてくるものは違ってきます。 PRという仕事もそうした第3者の視点が重要です。 ご興味ある方は以下、リンク先をご参照ください。 http://mileage.com.sg/pr-implications-of-the-peace-summit-in-singapore-between-president-trump-of-the-usa-and-chairman-kim-of-the-dprk/