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東京ミッドタウン日比谷、豆苗、トランス脂肪酸・・・2018年上半期のトピック

2018年7月25日
PPC EYES




やや遅まきながら、2018年上半期に気になったコト、ひと、モノ、まとめ
・平昌五輪
盛り上がりました。極寒の平昌での選手皆さんの活躍に、日々、目頭を熱くしました。ただ、その後、わずか数か月の間に、天と地と社会で様々な出来事があり過ぎて、既にすごく遠い日々のように感じてしまいます。
東京ミッドタウン日比谷
親戚の影響で子どもの頃は日比谷の劇場によく行きました。日生劇場で近くの席にいらした十朱幸代さんに握手をしてもらったり、宝塚に入ると思い込んでいたり、という幸せな頃です)。大人になって色々なところへ出かけるようになったので、意識してなかったのですが、日比谷の地下道からミッドタウンまで開けた通路を歩いたら、新しさと懐かしさが混ざって興奮しました。自分にとって日比谷はエンターテインメントの故郷だったのだなぁ、と・・。で、さっそく映画、ではなく、パティスリー&カフェデリーモで、プレミアムワインをグラスでグイグイッといただきました(^_-)-☆ 。

 

・フリッパーズスタンド
4月にオープンしたスフレパンケーキプリン専門店。新宿NEWOMANで行列に出会い知りました。行列が苦手で、まだ食べられてはいません。
・西城秀樹さん逝去
ショックでした。追悼報道の大きさは、ある意味嬉しいものでした。「好きな歌にこだわり続けて、ご家庭にも恵まれ幸せだったのだ」と胸を熱くして、時折、古い歌を口ずさんでいます
・ダニエル・デイ・ルイス氏引退
西城秀樹さんはずっと現役で63歳で亡くなりましたが、オスカー(アカデミー賞)3回受賞の脅威の名優、DDルイス氏は60歳で引退発表。この後、何をされるのでしょうか。「ファントム・スレッド」は最後にふさわしい、妙に美しいサスペンス風人間ドラマでした。
・大浦天主堂 世界文化遺産登録に
5月、「長崎と天草の潜伏キリシタン関連遺産」がついに世界文化遺産に登録されました。長崎にとって「軍艦島」(明治日本の産業革命遺産)に続く明るい話題です。実は人生最初で最後の華の舞台・結婚式を大浦天主堂で挙げました。非常にラッキーだったと思いますが、私に何かプレミアムがつくわけではありませんね。
・新幹線事故
長崎帰省にも新幹線と特急乗り継ぎを選ぶ列車好き(だらだら本が読めるから)です。新幹線の安全神話が崩れる事故や痛ましい事件が続きました
・米朝首脳会談

もちろん、サッカーW杯、ウィンブルドンも印象的でしたがこのあたりは詳しくないのと、睡眠優先してしまいましたので、割愛。

・豆苗
レシピブログの2018年トレンド料理キーワードTop10入りもしましたが、確かに、昨秋からの天候不良で野菜高値も後押しして豆苗が例年以上に注目されたように感じます。
価格が手頃、どんな食材とも合わせやすくて、βカロテンや葉酸などビタミン類に加えてタンパク質も豊富と栄養価抜群。再生栽培で育ってゆく姿に癒されるのでしょうか、芸能人の方々のブログにも度々登場する人気者。春の火曜ドラマ「花のち晴れ」(TBS)でもレギュラー出演?していましたね。
*レシピブログの2018年トレンド料理キーワードTop10の記事

https://womanslabo.com/trend-20180704-4 

・トランス脂肪酸
多様な食品に含まれているトランス脂肪酸について、心疾患のリスクを高めるという論調が欧米諸国を中心に高まり、この動きは日本にも波及しました。食品安全委員会による調査結果では、日本人の平均的なトランス脂肪酸の摂取量は、諸外国人と比較して少ない傾向にあることがわかっています。つまり、日本で標準的な食生活をしている場合は、トランス脂肪酸の摂取による健康への影響は小さいということです。
ところが、健康志向とともに食品のリスクへの関心が高まる日本で、諸外国の動きやトランス脂肪酸のリスクは大きく報道され、なかにはいささか偏った報道もなされるようになりました。
これによって大きな影響を受けたのがマーガリン業界。マーガリンは、トランス脂肪酸の含有量や一般的に人が摂取する量の多少を問わずに、無条件で危険な食品であるかのようなダメージを受けたのです。
この問題に取り組むプロジェクトに加えていただき、微力ながら活動を行ってきました。報道状況の分析、メッセージづくりやメディアの方々への情報提供などです。いろいろな立場の人が関わるなかで、時間をかけ、話し合いを重ねて動いてきました。
先月6月は、米国でトランス脂肪酸に関する一部規制が始まる時期で、日本で再び次のダメージの危険も予想されていたのですが、大きな問題とはならなかっただけでなく、ソフトなランディングを見守ることができたように感じています。

 

とはいえ、結局、トランス脂肪酸の問題は、生活者がそのリスクについて必要以上に脅かされ、マーガリン等の業界は(以前から商品に含まれるトランス脂肪酸の量を低減する努力をされていたにも関わらず)「摂取量が基準を超えなければ“安全”」という主張では乗り切れず、生活者の「安心」に配慮する対策(=米国で規制される添加物を使わない製法への切り替え)を取らざるを得なくなったのだと思います。
扇動的な表現をする一部のメディアやオピニオンリーダー、ゼロリスクを追い求める一部の生活者、こうした生活者に神経を尖らせる流通やメーカーと、様々な立場の人たちが絡み合うことで、リスクは不思議な大きなクライシスとなってしまうことを改めて実感。数年前に関わっていた、原発事故による放射性物質の問題も同様に、「フード・ファディズム」というキーワードをかみしめた仕事でした。
***
PR会社として、常々、食品が有する特長、主にはその健康効果を訴求するために動いていますので、逆の意味でも、この「フード・ファディズム」に陥り過ぎないよう心がけたいものです。
トランス脂肪酸の問題に関わり始めてから、食品について少しでも適正な見識を得たいと考え、女子栄養大学の通信教育で学び始めました。まもなく1年半が経過しますが、課題提出は進んでも内容を記憶・体得できていない情けなさと向きあう日々でもあります。
〔トランス脂肪酸に関する最近の主な記事リンク〕
 ・7/12 毎日新聞
  https://mainichi.jp/articles/20180712/ddm/013/100/010000c 

 ・7/2 産経新聞
  https://www.sankei.com/life/news/180702/lif1807020015-n1.html 

台風が近づいています。週末は本州直撃の危険性もあるようです。どうぞ日々、お気をつけてお過ごしください(穂)

   
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