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PRプロフェッショナルのガイドライン制定ーーPR協会ニュース

2019年6月27日
PPC EYES




(公社)日本パブリックリレーションズ協会(以下、PR協会)で、このほどPR活動ガイドラインが制定されました。昨今相次いだステルスマーケティングの問題を受けての動きで、今回のガイドラインの範囲は主にメディアリレーションズに関するものです。
メディアをPESO(Paid,、Earned、Shared、Owned/概要後述)での領域で分類し、それぞれにおける情報制作とリレーション活動の基準を示しています。また、前提として2016年制定の倫理綱領をもとに「PRにおけるプロフェッショナルの定義」を掲げています。

パブリックリレーションズは活動の範囲が広く、時に混とんを感じることがあります。こうしたガイドラインが設けられることは、心強く、PRを業とする企業や個人がステークホルダーとの信頼性を深め持続可能な社会づくりに貢献していくうえで、大事な礎ではないでしょうか。
PR協会では、コンサルティング領域、イベント領域などに関しても、ガイドライン策定の検討を行なっていくようです。
ガイドラインの主な項目とポイントは以下になります。

1.PRにおけるプロフェッショナルの定義
 ・ステークホルダーとの信頼関係の重視
 ・PRの活動を通した持続可能な社会づくりへの貢献
 ・知的財産権、個人情報保護などの法令遵守
 ・反社会的な関わりの排除

2.今回のガイドラインで示される活動範囲(メディアの領域)
 ・ペイドメディア=「買う」メディア(広告やイベント協賛など)
 ・アーンドメディア=「獲得する」メディア(ニュースメディアでのパブリシティなど)
 ・シェアドメディア/=「共有される」メディア(ソーシャルメディアやブログなど)
 ・オウンドメディア=「所有する」メディア(コーポレートサイト、ブランドサイト、ソーシャルメディ
 アアカウントや広報誌、店舗やミュージアム施設など

3.各活動範囲におけるガイドライン(2のメディア領域それぞれについて)
 ●アーンドメディアの領域
  ー事実の正確な開示、生活者の誤解を招く表現を排除
  -裏付け資料添付の励行
  -発信責任者の明確化
  ‐情報価値の高いコンテンツの提案 

●ペイドメディアの領域
  -広告コンテンツであることを明示
  -景品表示法、特定商取引法、薬機(医薬品医療機器等)法の遵守

 ●オウンドメディアの領域
  -第三者視点による客観的事実を正確に開示
  ‐報道機関と同様の矜持と責任のもとで情報発信
  -情報責任者・引用情報の明示、問い合わせ窓口の設置

 ●シェアドメディアの領域
  -第三者視点による客観的事実を正確に開示
  ‐情報受信者が正しく情報を知る権利を保護
  -商品や金銭、サービスなどの提供を受けた情報発信において、提供を受けた旨が分かる表現、表記を行
   なう 等

詳細はPR協会のWEBサイト内の「PR活動ガイドライン」のページをご確認ください。
https://prsj.or.jp/about/pr-guideline



(写真はイメージです)

   
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